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小豆は栽培におびただしい手間を要し、摘期には悪天候がつきもので、しかも病害によわい繊細な農作物です。

そのゆえに安定供給が困難であるので、嗜好品としてかなり長い間を過ごしてきました。
赤飯には天然の着色料としてわずかに用いられ、もち米に彩りを加える役割を果たしています。

やはり歴史的に希少品として扱われてきた砂糖と、この小豆とをふんだんにつかう羊羹がお菓子の代表とみなされるのは自然なことと言えます。